カスハラになる人は、どんな人だと思いますか?
投稿日:2025年6月29日
言葉かけ実践力インストラクターの質問
カスハラになる人は、どんな人だと思いますか?
Chat先生の回答
「カスハラ(カスタマーハラスメント)」になる人には、特定の性格や状況が背景にあることが多いです。もちろんすべてのケースが当てはまるわけではありませんが、以下のような特徴や心理傾向が挙げられます。
✅ カスハラになりやすい人の特徴(例)
1. 自己中心的・支配欲が強い
自分の要求が絶対だと信じている
相手を「サービス提供者」ではなく「下」と見なす傾向がある
2. ストレスや不満を抱えている
職場・家庭などでのフラストレーションを店員や職員にぶつけてしまう
「ここでなら言ってもいい」と誤った捌け口として利用する
3. 他者への共感力が低い
相手の立場や感情を想像する力が弱い
「自分が正しい」と思い込み、相手の説明を受け入れにくい
4. 過去の成功体験がある
過去に「強く言ったら得をした」経験があり、それが習慣化している
クレームによって「サービスを受けられた」と感じた成功報酬が影響
5. 社会的孤立・承認欲求
他人との繋がりが少なく、自分の存在価値を示す手段として怒声や攻撃を使う
「店員が自分に頭を下げる」ことで、存在感を得ている場合がある
6. 年齢・性別は関係ない
年配者に多いという印象もありますが、実際には若年層や女性でも見られます
スマホ世代の若者がSNS上で攻撃的になるパターンも含まれます
💡補足:カスハラを助長する社会的背景
「お客様は神様です」という過剰なサービス観
企業側が謝罪・補償を先行しすぎる対応
苦情=善行、正義という風潮(特にネット上)
AI視点での補足コメント
企業内でこのテーマに関する背景や現場での応用可能性なども検討すると、より実践的な言葉かけが磨かれます。
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