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海外の「めんどくさい」について11

投稿日:2025年7月9日


言葉かけ実践力インストラクターの質問

海外では「めんどくさい」のようなニュアンスはないですか?

Chat先生の回答

海外でも「めんどくさい」に近いニュアンスはありますが、日本語のように一つの言葉で「やる気が起きない状態」を表すのは珍しく、文化や言語により異なる表現や心理構造が見られます。

🌍 海外表現と比較
1. 英語では「lazy/tired」+説明が必要
「めんどくさい」は英語に直訳しにくく、単語ひとつでは説明しきれません。たとえば 「I feel lazy」 や「It's such a hassle」 といったフレーズを複数使います

Redditでも、「lazy」「tired」といった複数の言葉で状況を補う必要がある、と指摘されています 。

2. 「めんどくさい」という言葉が示すニュアンスはコンパクトで強力
日本語では「面倒臭い」という一語で「やるのが嫌だし、気力ない」状態を表し、音の響きにも否定的・皮肉的な含みがあります 。

英語圏には、この「くさい」のような音の否定効果や皮肉感が含まれた単語は少なく、感覚としてやや希薄です。

🧠 心理・文化構造の違い
A. 努力回避や心理的慣性は文化横断的
認知的努力を避ける心理構造は、世界中で共通して観察されています。たとえば、脳は「努力最小化(Effort Minimization)」を好むとされています 。

B. 東アジア圏では避ける動機が強まりやすい
文化的に「回避志向(avoidance motivation)」が強い傾向があり、やりたくない気持ちを強めることがあります

例えば日本では、不確実性や面倒なことを避けたがる心理が強く働きやすいです 。

✅ 結論まとめ
英語圏にも「勉強したくない」「やりたくない」はあるが、「めんどくさい」のような簡潔で染み込む表現はない。

「Effort Minimization」や「avoidance motivation」といった心理構造は共通だが、日本語が一語でその葛藤を表すのは珍しい。

結果として、日本語ユーザーは「めんどくさい」という一言で脳や文化レベルの失望感と自問を同時に含めやすいのです。

⭐ 最後に
日本語には「めんどくさい」という言葉に含まれる、
エネルギー節約・心理的抵抗・ネガティブ含意を、一瞬で伝える力があります。
他言語にはそれを補う複数語や説明が必要で、
シンプルな「葛藤メタメッセージ」としては、日本語特有とも言える鋭さと味わいを持っています。

AI視点での補足コメント

企業内でこのテーマに関する背景や現場での応用可能性なども検討すると、より実践的な言葉かけが磨かれます。

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